くりぬいた目玉はホルマリンじゃなくて炭酸水行き
気泡だらけの未来にご挨拶は?
呻き声はまだ響いてる
僕は手先が器用だから
地球儀の上に疑問も持たずに立つ人形
数ある中から選ばれた君たちは
僕に愛されている証拠
いつもありがとう
だから綺麗に保存してあげよう
朝は早起きな僕だから
夜は君たちと楽しめないの
だけど今夜は少し頑張るから
残ってる赤色は早く吐き出して
どうしようもなく愛してる
限度を忘れてしまうくらいに
液体の中で呼吸は忘れて
これからもずっと
僕と一緒にイキていこうね
作者:五十嵐透 様
「KILL TIME」一周年記念フリー配布詩を頂きました。
相変わらず素敵に黒い詩です。
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